現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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機械が世界を平和にしようとする救いのなさ:『機動戦士ガンダムOO』

『機動戦士ガンダムOO』(2008年3月現在、22話まで放送)

■最近のハヤリで、本作も3月末で一時休止されてしばらく間をおいた後に続編が放送されるとのことだ。これはアニメ『げんしけん2』で指摘があったように「宙ぶらりん」状態をつくりだすことで、その間のキャラクターグッズなどのタイアップされた商品の売れ行きの寿命を延ばすという策らしい。アニメ製作が巨額であり、また、本作のような入り組んだストーリーでは「寝かせる」時間が必要ということもあるのかもしれない。

■この『ガンダム』だが、端的にまとめると「世界(もしくはセカイ)を平和にするために絶対的な能力を有する兵器ガンダムによって戦争をする」というストーリー。しかし、その意志はどこから発せられたものなのだろうか。当初は非人間的に描かれながらも、ガンダム・コンプレックスによってガンダムを用いて平和を生み出すことへ強い執着を見せる主人公の存在は無視できないものの、結局は究極兵器を生み出したのもアイデアを生み出したのも、シュヘンベルクという亡き人物であった。そして、その意志は「ヴェーダ」としてコンピュータ化、電子頭脳化されている。

■ここまででまとめると、つまり機械・プログラムが平和遂行のために稼働しており、人間はその下で「労働」しているという構図になるだろう。そこには一種の虚しさがあり、このアニメでいかに「平和」を語ろうともすべては個人のエゴか電子プログラムに帰結してしまうのだ。ここに「救い」はない。「それことがリアルだ」という意見もあろうが、ではそのリアルを受け止めている自分の存在はリアルな存在なのかというトートロジー的な虚しさに襲われるだろう。

■現時点では、プログラムに従う彼らは皆、そのこと自体には疑問を抱いていない。このままこの部分はスルーされてしまうのかそれとも何らかの形での「救い」を用意するのかに注目したい。
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テーマ:機動戦士ガンダムOO - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/03/09(日) 00:08:03|
  2. 機動戦士ガンダム00
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色んな角度からアニメを観る試みをしたいと思っています。

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