現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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『東のエデン』(第二話まで):高貴なる義務と社会参加

『東のエデン』(2009.4-、神山健治監督、フジテレビ系列)

■『東のエデン』は現在第二話までの放送だが、そのフィクション性を用いた社会批判は痛烈である。それには、本作のキーワードの一つである「高貴なる義務(ノブレスオブリージュ)」がキーとなり、現代の戦争(テロ・戦争)とも密接に関わってくる。「私たちがある事態に取り掛かるときにはすでに手遅れだ(『機動警察パトレイバー』)」のように、現代戦争・テロは私たちの理解を超えてしまっているのかもしれない。しかしながら、現実的にはそれに「参加」してしまっているが、実体をとらえきれないために対応することができないでいる。また、私たちの生活する2009年の世界は、捉えどころなく、一体に何から手をつけてよいのか途方に暮れる状況だ。そして、社会に参加する回路すら失われてしまっているかのようだ。

■『東のエデン』は、アニメというフィクションそしてゲームという設定を用いながら、現代日本人の誰もがプレーヤー(参加者)であり、そして「高貴なる義務」を負っていることをアレゴリカルに表現している。まさに、日本は「(極)東のエデン(楽園)」なのだ。

アニメの中のプレイヤーとともに「高貴なる義務」について考え、悩み、快感そして恐怖を覚えることで、もう一度社会への眼差しを手に入れることができるかどうか、私は、その実験が『東のエデン』で行われるのではないかと期待している。


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テーマ:東のエデン - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/04/20(月) 18:26:27|
  2. 東のエデン
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0
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