現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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『けいおん!』 第六話まで:温かいコミュニティを歌う

『けいおん!』(山田尚子、TBS系、2009.4-)

■いわゆる「まったり、ゆるゆる系」の学園ものに分類されるであろう本作だが、軽音部でのバンド・歌という共同(シンクロ)活動を通じて「温かいコミュニティ」の意味がさらに強まっている。構成上も緩急がはっきりしていて「ゆるゆる」だけではない部分がバンド(一緒に演奏)という部分で補完されていて、観る者をあきさせない作りも秀逸だ。

■ちなみに、「まったり、ゆるゆる系」といえば、たとえば『らき☆すた』などがあるが、このTVアニメ作品との共通性にも注目したい。

■まずは、「女子高生キャラ」に主な登場人物の位置を与え、男性は詳細には全く描かれていない。ここで恋愛という、ゆるゆるをぶち壊してしまう(そう視聴者が感じるかもしれない)やっかいなテーマを排除している。

■次に『らき☆すた』最終話でもあった学園祭で「一緒に踊る」という行為と「一緒に演奏する」という行為の共通性である。ただし、『らき☆すた』がダンス本番前で終了したのに対し、『けいおん!』は今回の第五話で最後まで歌い切っている。

■その『けいおん!』での学園祭の演奏シーンだが、プロモーションビデオ風のアレンジメントにするとは、予想外で虚を衝かれたが観る者をあきさせず、また、演奏シーンというアニメにとっては単調化の危険性のあるシーンであっただけによかったと思う。(※OPとEDともにプロモ風なのでその前提のようなものはすでに用意されていたのだが)

■そこでそのプロモーションビデオ風のシーンでは、アメリカに演奏旅行?にいく4人が、暴力(銃とガスマスクが象徴的だ)によって演奏中止を迫られるが、「Love and Peace」という札を出してトンズラするという演出であった。これも今まで書いてきた「温かいコミュニティ」を、自身の趣味やオタクワールドに埋没するのではなく、自分たちの世界を大切にするという評価を与えられている部分と関連している、、、と書けば飛躍だろうか。

■ちなみにEdテーマの歌詞で、
「大事なのは自分 かわいがること自分を愛さなきゃ 他人(ひと)も愛せない」
というメッセージとも「温かいコミュニティ」は関連していると思われる。


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テーマ:けいおん! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/05/08(金) 11:07:32|
  2. 伝えようとするアニメ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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