現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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『クロスゲーム』:ジェンダーの接戦

『クロスゲーム』(関田修監督、テレビ東京系列ほか、2009.4-)

★『クロスゲーム』はあだち作品の中で、まさにクロスゲーム、「接戦」的作品である。
★なぜ、ヒロインの青葉はツンツンしているのか?

■『クロスゲーム』は、あだち充原作の漫画のアニメ化である。あだち作品では、汗臭さのない作品が多くリアルにかけていると私は考えていたが、その美しい背景描写などは評価する声が多い。ちなみに誤解のないように記しておくが、マンガ・アニメにおいてリアルに欠けているということは作品全体の良し悪しとは直接関係なく。そのリアル感が作品のテーマと接合されていれば「良い作品」で、逆に非リアル感がうまくテーマやストーリーと合致していれば、それも「良い作品」なのだ。

■『クロスゲーム』はあだち作品の中で、まさにクロスゲーム、「接戦」的作品である。つまり、従来の男性主人公=スポーツ、特にピッチャーという枠組みは保持しながらも、女性(ヒロイン)も野球をするという設定が新しい。

■これはある意味で、社会的なメッセージを自動的に帯びてくる。つまり、女性は「甲子園のマウンドに上がれない」という「不思議な」ルールを暗に批判していることになるのだ。しかし、あだち作品の脱色性、脱臭性からいってあまりにも主人公が悲劇的かつ感情的で、高野連批判的な色合い出すのは避けられている。よって、ヒロイン青葉は、傍から見れば強そうなキャラとして、つまりツン(デレ?)キャラとして表現されているのである。

■こういう意味で、本作はクロスゲーム、つまりあだち作品における「接戦」、ギリギリの戦いである。しかし、作品欲の激しい私は次回作で女性主人公が野球選手で、男性主人公がそれを見守る的な作品を期待してしまっているのだ。


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テーマ:クロスゲーム - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/06/15(月) 09:45:02|
  2. 伝えようとするアニメ
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