現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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「セカイ」を壊すリスク?

コードギアス 反逆のルルーシュR2』(谷口悟朗監督、2008年7月現在放送中)
ワールド・デストラクション』(御影良衛監督、2008年7月より放送開始)

■『コードギアス』はいわばセカイの改変もしくは破壊を、ゲームのルーラーとなった主人公ルルーシュが知略を以て目指すというストーリーだ。主役がゲームの支配者という設定自体が現代アニメーションのひとつの特徴だと多くの論者も指摘している。従来の作品では、自己の運命に抗うという設定が多く、いわば物語内でのルールの支配者は別に存在していたからだ。それは明示的はなく暗示的にである場合も多かったが。

■『コードギアス』で注意を向けなければならないのが、ルルーシュの世界変革はナナリーという妹のためであるということだ。むろんそこには自分のセカイの創出という目的を包含しているのだが、自分のセカイよりもナナリーのセカイを優先している点が、すでにルルーシュのセカイは開かれている。つまり、他人を取り込んだいわば共同体セカイの幸福の達成を秘めていたのである。

■現時点で、すでにルルーシュは、仲間のいるセカイを志向している。しかし、本来ゲームの支配者である彼が、他人をも含めたセカイを至上目的とするとすでに支配者としての権能は限定的、いやむしろその限界性ばかりが目立つものとなる。この場合、結局はルーラーは別に存在しているということになってしまう。

■また、かなりわかりやすく「セカイを壊す」という設定をもつアニメが、今期からはじまった『ワールド・デストラクション』だ。ゲームを原作(コラボ)とする本作品だが、この作品においても第一話からセカイを壊すことを目的とする準主人公(?)が、主人公を含んで仲間関係(パーティ)を組んでしまう。ここですでにセカイの破壊は仲間をも壊すというリスクをかかえているし、これ以降、この点に主題が置かれるであろうことは想像に難くない。『コードギアス』とまとめて注目してみたい。


★今日の補助線・視点
・ゲームの支配者は誰か
・他人のセカイと自分のセカイ



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テーマ:コードギアス 反逆のルルーシュ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/07/08(火) 11:59:25|
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