現代アニメ批評-アニメをさらにおもしろく-

現代アニメのストーリー面を主に批評していくブログです。自分の着想や視角をアニメーションをよりおもしろく観る「補助線」として書き綴っていきます。

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『時をかける少女』:全能感の喪失をどう描くか?

『時をかける少女』(細田守監督、2006)
概要:高校二年生、紺野真琴は、あるきっかけから「今」から過去に遡ってやり直せる力、タイムリープ能力を持ってしまった…(公式サイトより、一部引用)


■昨年大ヒットした、泣く子も黙る日本アカデミー賞受賞作品が『時をかける少女』だ。日本アカデミー賞のアニメ部門創設は、現代アニメがサブカルからメインカルチャーへと躍り出た証明だともいえる。しかし同時に、単純化、消費化のはじまりとも捉えられるだろう。「賞」文化においてエキセントリックな、もしくはアンダーグラウンドな良さは、多くの場合認められない。この意味で、本作品は今後のアニメ文化にとっての試金石であるかもしれない。
これは観る前に書いたものです。続きは観た後の感想です。

■さて、観終わっての感想だが…正直、理解に苦しむ作品であった。その画像のクオリティ、また、工夫された撮り方などが評価されたのだろうか?この批評ブログは(一応)ストーリー批判が中心なので、それらは措くとする。するとどうだろう?何が伝えたかったのか?伝えたいものなどない、という意見もあろうが、アカデミー賞という権威に負けて(笑)少し考えてみた。

■いわゆる学園モノは、いつか詳しく述べたいが、いろんな意味での「喪失」がテーマであるとわたしは考えている。この映画の場合、女子高生、真琴のタイムリープという万能的能力とその喪失、またはそれによる告白という「大切な時の」喪失がテーマだ。それをほろ苦くも前向きに表現するところに物語があるのだろう。

■少女・少年は、万能感、つまり将来何にでもなれる、何でもできると感じている存在である。それが学校社会内での擬似的「社会」勉強や、挫折を味わいながら、その万能感を失っていくものだ。本作品のタイムリープは万能感の象徴であると考えられる。本来であればこの主題をもっと掘り下げて欲しかったが、中途半端に終わったとしかいいようがないのは残念である。

もしかしたら続く…
「空とアニメ(3)」で再度触れた。
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テーマ:時をかける少女 - ジャンル:映画

  1. 2007/06/17(日) 07:54:22|
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